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「災害用間仕切り等」を被災地に寄贈しました
このたびの東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに被害を受けられた皆様、避難所での不自由な生活を送られている皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
協会では大規模災害発生時に多数の方々が利用される体育館等の避難所においてプライバシー確保のため使用される間仕切り等の火災危険性をなくすため、一昨年より「災害用間仕切り等」として防炎製品の認定を行っています。
今回の大規模地震では、多数の方々が避難生活を送られていますが、協会では「災害用間仕切り等」の第1号の認定を受けられた合板技研株式会社のご協力を得て、今般、仙台市災害対策本部に「災害用間仕切り等」420枚を寄贈させていただきました。
不自由な避難所生活に少しでも役立てていただければと思っています。
現地仙台市の避難所での間仕切り設置の様子などを報告させていただきます。
製造元である合板技研株式会社と販売代理店の共和商事株式会社に仙台市への納入をお願いしました。
市内2ケ所の避難所に「災害用間仕切り等」を納入、設置する予定としていましたが、余震の影響で宮城野体育館については設置が出来なくなり、搬入のみの作業となってしまいました。

また泉区七北田体育館では避難所内の被災者の皆様にご協力いただき組立て、設置を行いました。
まだ冷え込みが厳しい地域にあってこちらの避難所では畳も数日前にようやく入ったとのことでした。



1人約2畳ほどのスペースを確保し、家族構成、介護が必要な方など状況に合わせて、スペースサイズを変更、それぞれのプライベート空間が出来たことで、避難者、区役所の方々から笑顔が見え始め、今日から気兼ねなく休めるなどのお声をいただきました。



《設置にご協力いただいた阿部様コメント》
特殊な環境での生活のため、男女の別、家族構成など個人のプライベート空間が出来ることによってメンタル的に余裕ができました。サイズが多様に変更出来る間仕切りは避難所の大小、また家族構成でスペースが変わる避難所では非常に有効だと思います。
まだまだ朝晩冷え込み、寒くてストーブを使用しますので、防炎製品の間仕切りは避難所管理の点からも重要であると思います。
市内や海岸沿いの避難所にも間仕切りは必要で、物資の購入も考えなくてはならないと思います。避難所には地域外の方も入所されており、せめて地域ごとに仕切るだけでも必要ではないかと思います。
大きな余震が続いており、少しづつ復旧してきたライフラインがまただめになったりといつ収まるか分からない状況の中で被災地の皆様は生活されています。
地震で被災された地域の皆様のご健康と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。