日本防炎協会
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防炎製品として、「木製等ブラインド」を認定開始、現行防火服A-II型及びB-II型に加えて、新たに防火服A-I型及びB-I型を認定

1 防炎製品認定委員会の開催

平成19年12月12日、日本防炎協会会議室において防炎製品認定委員会(上原委員長:横浜国立大学名誉教授)が開催され、以下のように、新しい防炎製品として「木製等ブラインド」を認定開始することと、新たに消防団や自衛消防隊にも採用いただける防火服の基準が承認されました。

2 防炎製品「木製等ブラインド」の認定開始

現在、布製ブラインドは消防法施行令において防炎対象物品として規定されていますが、木製のブラインドは、その対象外です。
最近、布や金属製には無い高級感や落ち着いた質感が好まれ、インテリア製品として、木製ブラインドの販売数が急増しています。
しかし、これらの非防炎の木製ブラインドは、着火すると激しく燃え上がるので危険であることが、燃焼実験によって明らかになりました。
一方で、ブラインドメーカーからも防炎性能を持った木製ブラインドの認定を希望する声が高まってきていました。これらの背景を踏まえ、今回新しい防炎製品の種類として「木製等ブラインド」の認定開始を提案し、認定委員会で承認されました。
要求性能基準としては、防炎物品の「布製ブラインド」と同じとし、防炎物品である「布製ブラインド」に含まれない木製や樹脂製その他のものを対象とします。従って、防炎物品「布製ブラインド」と防炎製品「木製等ブラインド」が全く同等の防炎性能で認定されることになり、「防炎製品ラベル」が貼付されていれば、防炎物品と同等の性能を有していることが確認できます。
布製と違って、木製等には細くて長い材料からなるものが多いので、試料の作成方法は、若干工夫を要します。
平成20年3月1日には認定申請の受付けを開始できるように準備をしています。認定申請について、当協会技術部にて相談を受付けています。

3 防火服の新しい基準

現行の防火服の性能基準による防火服(編地(銀面)のA-II型及び織地(生地表)のB-II型に呼称を変更)は、消防団、自衛消防隊等では実態上ほとんど採用がないことから、これらの実態を勘案し消防団、自衛消防隊等に使っていただくため、現行の性能基準に加えて新たな性能基準(編地(銀面)のA-I型及び織地(生地表)のB-I型)を制定し、認定対象の防火服を4種類に選択幅を広げて認定防火服の普及促進を図ろうとするものです。
新しい基準による防火服は、表地が編地(銀面)の防火服A-I型及び織地(生地表)の防火服B-I型の2種類であり、原則としてISO/DIS 11613:2006によるレベル1をベースとしています。消防活動の内容によりI型とII型を選択できます。
平成20年3月1日には認定申請の受付けを開始できるように準備をしています。
認定申請について、当協会技術部にて相談を受付けています。

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